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日本とヨーロッパの「駅」を比較してみた。

鉄道 研究

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(昔の京都駅)

 

今日は「日本文化」の話をしたいと思います。

 

日本と欧米の文化を比べたとき、その違いはどこで見られますか?

食事、衣服、住居、宗教・・・。

 

すぐ思いつくのはこれらだと思いますが、決定的に違うものがあります。

それは、です。

 

 

だいたい「行き止まり」なヨーロッパの駅。

 

パリ

写真はパリを代表する国際ターミナル、パリ北駅。

線路が「行き止まり」になっているのがわかります。

 

 

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そして、駅の建物はこう。

 

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この立派な建物が駅の「玄関」なのです。

 

同様な駅の作りは、他の都市でも見られます。

 

ロンドン

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ミラノ

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世界で一番美しい駅舎

世界で一番美しい駅舎

 

 

どこも豪華絢爛な駅で、いいですねえ~

はぁ~~ヨーロッパの駅ってステキだわ~~♡

 

日本のターミナル駅

それに対して、日本の駅はどうでしょうか。

 

 

東京

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大阪

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京都

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これらを比較して、いかがでしたでしょうか。

駅の豪華さとか、規模のデカさとはもちろんありますが、

駅が「通過型」になってるんですよ。

わかりますか?この違い。

 

 

 

欧米は「見かけ重視」、日本は「機能重視」。

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(開業当初のアメリカ・グランドセントラル駅)

 

「行き止まり型」「通過型」どっちがいいかはその国の国民が決めるんですけどね。

ただ、日本人は「通過型」のほうを好むんですよ。

 

なぜか。便利だからです。

 

これを「東京」と「パリ」の鉄道を比較して、見ていきましょう。

 

 

 

 

山手線があるから、超便利な東京。

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 東京は、山手線を「核」として、

JRや私鉄が各方向に路線ネットワークを築いているのがわかります。

 

 これは非常に便利です。

例えば小田急で新宿に出ても、

山手線を使えば簡単に池袋や渋谷といったダウンタウンに楽ちんに行けるわけであります。

これは新宿駅や渋谷駅が「通過型」だからこそなせるワザなんですね。

 

 

 

 

対してパリ。

 

ターミナル駅がバラバラにあるから、不便すぎるパリ。

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パリでは、遠くからやってきた長距離列車は、

別々の駅で行き止まりになります。

 

さらに、パリにはこれら6つの駅があって、そこからヨーロッパ全土に向けて列車が出発します。

  • 北駅(イギリス方面)
  • 東駅(ドイツ方面)
  • リヨン駅(地中海方面)
  • オステルリッツ駅(スペイン方面)
  • モンパルナス駅(フランス西部方面)
  • サン・ラザール駅(フランス北西部方面)

 

 

こいつらの駅がバラバラにあって、かつそこで「行き止まり」。

かつ「めっちゃ豪華&デカい」。

そして、パリには山手線がない。

どういうことかというと、めんどくさいんです。

 

駅から出るのにも5分ぐらい歩かされるし、

乗り継ぎをするにも1度地下鉄を使って別の駅に行く必要があるし・・・

 

そして何よりも、治安が悪い!!

パリでは,メトロ,TGV(仏版新幹線),RER(首都圏高速鉄道),国鉄在来線,バスなどの公共交通機関が発達していますが,車内及び駅構内においては,複数人(子供の集団を含む)によるスリが多く,特にメトロ全線車内・駅構内,及び北駅,東駅,リヨン駅等の国際線の発着する大きな駅において被害が多発しています。

海外安全ホームページ: 安全対策基礎データ

 

 

「都市の魅力度」で東京と比較されることの多いパリですが、

「鉄道の魅力度」に限って言えば東京の圧勝ですね。

 

 

 結論。見かけに惑わされるな。

 東京の鉄道は、駅の見かけこそは悪いものの(新宿ダンジョンとか)、

利便性は世界一です。

日本は世界最高水準の鉄道システムを有する国。東京には広大な地下鉄網があり、人々の生活を支えている。都内で、電車と徒歩で行かれない場所は皆無に等しい。

CNN.co.jp : 東京が世界一魅力的な都市である50の理由 - (1/5)

 

つまり、見かけは悪いが複数の電車に乗り換えできる”ダンジョン”こそが、

東京を鉄道世界一の都市たらしめた立役者と言えましょう!!

 

 

 

ここに欧米人の権威主義的な思想(荘厳な駅舎)と、日本人の経済主義的な思想(便利な駅舎)の差を読み取ることができるのです。

 

 

以上より僕はヨーロッパの「荘厳だが不便な駅」よりも、

日本の「猥雑だが便利な駅」を支持します。